【2023年版】リラクゼーションサロンの開業を成功させるには?

サロンを作る

✔️よくある悩み

  • リラクゼーションサロンで開業する人が増えているみたいだけど、自分にもできるかな
  • スタッフを雇わずに一人で自由にやりたいけど、ずっと施術し続けるのは辛そう
  • 開業、独立しても安定して稼ぐ方法はないかな

本記事では、こういった疑問に答えます。

本記事の内容
  1. リラクゼーションサロンの開業はするな!おすすめできない理由を解説
  2. 個人サロンは客単価が命・リラクゼーション一本勝負は消耗する
  3. リラクゼーションサロンが客単価を上げる方法

このような内容について、 実際に未経験からサロンを開業したオーナー目線で解説していきます。

1.リラクゼーションサロンの開業はするな!おすすめできない理由を解説

リラクゼーションサロンで働いていると、一度は自分で開業してみたいと思ったことはないでしょうか。
サロンを開業すれば、これまでの人生が変わるレベルの変化を起こすことも可能です。
しかし、「リラクゼーション」に絞ったサロンを今から開業するのはあまりお勧めできません。
まずはその理由を解説します。

理由①開業しやすい

リラクゼーションサロンは比較的開業がしやすい業種です。
特別な免許を取る必要がなく、開業するための資金も安く済ませることができるからです。
サービスの質はさておき、「開業」をゴールに考えると難易度はそこまで高くありません。

しかし、それは裏を返すと競合がたくさんいるということでもあります。
ストレス社会の現代において、「疲れを癒したい」という悩みが世の中からなくなる可能性は低いでしょう。
一方で、その悩みを解決できるリラクゼーションサロンの数もどんどん増えていっているのです。

理由②相場が決まってきている

同じサービスを提供するお店が増えてくると、「相場」というものが決まってきます。
例えばラーメンであれば1,000円でも高く感じるかもしれませんし、焼肉であれば3,000円でも安いと感じませんか?
このような「これって大体これくらいの値段だよね」という感覚そのものが相場です。

ではリラクゼーションサロンにおける相場はどれくらいでしょうか?
実際の平均単価ももちろん重要ですが、世の中の消費者が「癒し」にいくら払えるか?という感覚を知るのはもっと重要です。

開業の難易度が低く、悩みがなくならない分野であることから、リラクゼーションサロンは数だけでなく種類もどんどん増えています。
その中で、同じ癒しなら中国系のマッサージ・チェーン店のもみほぐし・整体などの安いところでいいと考える人が増えてきました。
業界に関わらず、選択肢が増えると価格競争が起き、相場は段々と下がっていくような仕組みになっています。
リラクゼーションサロン全体の相場は、大体1時間6,000円前後くらいにまで下がってきているのが現状です。

何が問題なのか?

相場が決まってきてしまうと何が問題なのでしょうか?
それは、相場より高い値段でサービスを提供したときに、質に関係なく「高い!」と思われてしまうということです。

この記事を読んでくださっているセラピストの方は、日々技術を磨き、素晴らしいサービスを提供できるのではないかと思います。
もしあなたが開業した場合、来店したお客様はきっとそのサービスに満足するでしょう。
しかし相場より高い値段でメニューを作った場合、そのサービスの質とは全く関係なく、そもそもこのお店は高いからやめておこうと思われてしまうのです。
なんだか悔しくないですか?

一度体験してもらえればわかる!という想いは当然でしょう。
そして、おそらくそれは事実だと思います。
しかしそのためには、一度安い価格で体験をしてもらわなければいけません。
実はこれこそが、個人で営業しているサロンにとっては命取りになってしまうのです。

2.個人サロンは客単価が命・リラクゼーション一本勝負は消耗する

リラクゼーションサロンは相場的に客単価が下がってしまいやすいということはイメージできましたか?
そしてお客様がなかなか来てくれないと、初回クーポンの価格や通常価格をもっと下げたくなります。

しかし、個人サロンが失敗する最も大きな原因は、まさにこの「客単価が低いから」という問題です。
その理由を解説していきます。

ずっと労働し続けなければいけない

客単価が低い中で売り上げを上げるためには、施術時間を伸ばすしかありません。
そうしなければ売上が立たず、サロンはあっという間に閉店となるでしょう。

下記の記事でも解説しましたが、自分に給料を出すために必要な労働時間は想像以上に多いです。
さらに客単価が下がるとなると、1ヶ月間全く休みなく働いてようやく黒字、みたいな状況になってしまいます。

どんなに施術が好きでも、休みは必要です。
適度に休まなければ、リラクゼーションサロンで最も大事にしたい「サービスの質」が低下してしまうでしょう。
そして自分の心が消耗している時に相手を癒すというのは、心理的にもとても難しいことです。

ずっと新規集客し続けなければいけない

上記のように、客単価が低いと必要な施術時間が増えていきます。
しかし、それはあくまでも集客がうまくいく前提の話です。
新しいお客様に継続的に来てもらえなければ、そもそも施術をする時間を増やしたくても増やせませんよね。

新規集客にはどうしても広告費としてお金がかかり続けます。
このような状態では、せっかくたくさん施術をしてもいつまで経っても利益が残らない

そして何より、新規集客頼みのサロン経営はメンタルに来ます。
毎日毎日来るかわからないお客様を待ち続けるというのはとても大変だというのは、開業前からなんとなく想像がつくと思います。

3.リラクゼーションサロンが客単価を上げる方法

とっても暗い記事になりましたね。
ですがここまで読んでくださっているということは、それでも開業したいと考えているということではないでしょうか。
そんなバイタリティのあるセラピストさん向けに、どうすれば開業を成功に近づけられるのかをお教えします。

リラクゼーションは単体ではなく武器の一つと考える

まず大前提ですが、あなたの技術を全て捨てる必要は全くありません。
大いに使っていきましょう。

ここまでお伝えしてきた通り、リラクゼーションサロンの問題を一言で言うと「単価が低くなってしまうこと」です。
そこでリラクゼーションと何かを掛け合わせて、単価の高いメニューを作れるようにするのがおすすめです。

単価アップのコツ:深い悩みに刺すこと

お客様が高いお金を出すのはどんな時でしょうか?
答えは、自力では解決できない「深い悩み」が解決できそうな時です。

「疲れを癒したい」という悩みは確かに世の中から消えて無くなることはないでしょう。
しかし、悩みの深さとしてはそこまで深くないことが大半です。
お風呂に入ったり、美味しいご飯を食べてぐっすり眠ったりすれば解決できてしまうこともあります。

では深い悩みとはどのようなものでしょうか。
リラクゼーションサロンで掛け算して解決できる、代表的な深い悩みは次の二つです。

✔️痩せたい
✔️肌をキレイにしたい

この2つは女性なら誰しも一度は持ったことがある、普遍的な悩みですよね。
そして自力では解決できず、お金を払ってでも誰かに解決してほしいと思う悩みでもあります。
実際に痩身エステサロンでは1時間12,000円、フェイシャルサロンでは1時間10,000円くらいが相場です。

とはいえ最初からフェイシャルサロンや痩身エステサロンの開業をおすすめしているわけではありません。
重要なのは「深い悩みを解決できる、高単価のメニューも売れるようにしておく」ということです。

初期費用を抑えて導入できるおすすめ2選

最後に、リラクゼーションサロンに掛け合わせて導入しやすいおすすめの武器を2つ紹介します。

①痩身用の美容機器(キャビテーションやラジオ波など)

1つ目は「痩せたい」という悩みです。
例えばキャビテーションやラジオ波をリラクゼーションと組み合わせると、
手技だけではどうしてもできないレベルでむくみを取ったりや血流を良くすることができます。
こちらも機械の使い方を覚える必要はありますが、リラクゼーションの基礎がある方にとってはそこまで難易度は高くありません。

体の疲れを取りつつ、痩せたいという方はお金を払ってくれます。
機械の導入費用を考えてもおすすめしたい選択肢のひとつです。

②ハープピーリング

1つ目は「肌をキレイにしたい」という悩みへのアプローチです。
ハイフなど専用の機械を導入することなく、フェイシャルメニューを作ることができます。
講習を受ける必要はありますが、きちんと研修を受ければ誰でも導入することができます。

そして何よりハーブピーリングは明確に肌を改善できるので、高単価でも予約が取りやすくなります。
ハーブピーリング×リラクゼーションでオリジナルのメニューを作るのもおすすめです。

ハーブピーリングの仕組みや効果、具体的な商品紹介は割愛しますが、
興味のある方はこちらを参照ください。

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まとめ

いかがでしたか?
今回もかなり厳しめの内容になりましたね。

開業に向いていないのは、一見行動力があるように見えて、このような厳しい現実に目を向けられない人です。
逆にもしあなたがこの記事を最後まで読んでくださったとすると、かなり開業に向いています。

真剣に独立を検討されることを強くお勧めします。

本ブログに関する質問やご相談はこちらで受け付けています。

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