✔️脱毛サロンを開業するときのよくある悩み
- 脱毛サロンの倒産率はどれくらいなのか知りたい
- これから脱毛サロンをやってみたいけど、大丈夫かな
- どうすれば潰れにくい脱毛サロンを作れるのか知りたい
本記事では、こういった疑問に答えます。
✔️本記事の内容
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- 脱毛サロンの倒産率をわかりやすく解説します
- 潰れやすい脱毛サロン業界には挑戦すべきではないのか
- 倒産しにくい脱毛サロンを作るためのポイント
このような内容について、
美容機器を日々取り扱うプロのディーラー目線で解説していきます。
脱毛サロンの倒産率をわかりやすく解説します
脱毛サロンは潰れやすい
脱毛サロンの倒産率は高いのか、それとも低いのでしょうか。
サロンの増加とともに、倒産のニュースを目にする機会も増えてきたかもしれません。
最近では特に脱毛サロンの倒産が急増しており、2022年度は統計を取り始めて以降最多となりました。
他の美容系サロンと比べるとどうなのか?
脱毛サロンが潰れやすいのであれば、他の美容系サロンを開業すれば良いのでしょうか?
サロンを開業したい、となったとき、脱毛サロン以外の選択肢(エステサロン、リラクゼーションサロン、ホワイトニングサロン、マツエクサロンなど)もありますよね。
しかし、これらの中に飛び抜けて倒産率の低いものはありません。
美容系サロン全体として、1年以内で閉店するサロンは60%、3年以内だと90%、10年以内では95%といわれています。
他の業界と比べるとどうなのか?
では今度は、他の業界とも比較をしてみましょう。
下のグラフは、業種別の廃業率をまとめたグラフです。
脱毛サロンは「生活関連サービス業」に該当します。
出典:https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/shokibo/b1_2_3.html
これを見ると一目瞭然で、脱毛サロンを含む「生活関連サービス業」は他と比較して倒産率が高い業界と言えます。
ここまでをまとめると、脱毛サロンの倒産率については次の2つが言えます。
・脱毛サロンは倒産しやすく、倒産数は増加している
・脱毛サロンだけでなく、美容系サロンは全般的に倒産率の高い業界である
潰れやすい脱毛サロン業界には挑戦すべきではないのか
脱毛サロンが業界構造的に倒産しやすいということは分かりました。
では、脱毛サロンには挑戦すべきではないのでしょうか。
結論:そうではありません。
なぜなら、潰れやすいということは挑戦しやすくもある業界だからです。
それはつまり、成功するチャンスがある業界ということです。
脱毛サロンの開業にチャレンジするメリット
今から脱毛サロンを開業するメリットは、大きく分けて次の2つです。
✔️開業の難易度が比較的低い
✔️ニーズが拡大している
それぞれ詳しく見ていきましょう。
✔️開業の難易度が比較的低い
新しく開業するときに最低限必要なのもの、「開業資金」と「提供するサービス」です。
上手くいくかどうかは別問題ですが、この2つさえあれば開業自体は簡単にすることができます。
脱毛サロンの開業難易度が低い理由は、開業資金が抑えられ、提供するサービスにも特別な資格や免許が不要だからです。
開業資金は100万〜、肝心の脱毛というサービスも脱毛器とそれを扱えるスタッフが一人いれば回せるのが最大の特徴です。
また逆に言えば、簡単に開業できるからこそ、工夫の余地やこだわれるポイントがたくさん残されているとも考えられます。
✔️ニーズが拡大している
開業する上で知っておきたいのは、ニーズがあるのかどうかですよね。
脱毛業界はこの数年で急成長した分野であり、2018年からの5年間で市場規模が約1.4倍以上拡大しました(※1)。 日本の実質GDPがこの5年間でほぼ横ばい(※2)だったことを考えると、大きく成長した業界の一つと言えるでしょう。
元々は若い女性のみがターゲットでしたが、男性のニーズや子ども、お年寄りまで対象者は拡大しています。 特にメンズ美容は伸びている業界ではありますので、これから開業する方にとって追い風であることは間違いありません。
逆に潰れにくい業界とは?
上のグラフを参考にすると、逆に倒産率の低い業界も見えてきます。
✔️医療・福祉
✔️運輸業・郵便業
✔️教育・学習支援業
✔️製造業
これらの業界で開業すると、なぜ倒産率が低いのでしょうか。
それは、そもそも参入障壁が高いからです。
これらの業界で開業するには多くの資本金と高度な専門性が求められるため、そもそも新規で開業する数も少ないという特徴があります。
あなたがもし潤沢な開業資金を持っていて、医師免許レベルの専門性を持っているのであれば、
脱毛サロンではない選択肢を取れるかもしれません。
しかしそうではないからといって、開業や独立、起業を諦める必要は全くありません。
資本金も専門性もないからこそ脱毛という業界に可能性を感じ、この記事をお読みいただいているのではないでしょうか。
開業や独立、起業興味を持ち、やってみたいと思ったのであれば是非挑戦してみることをおすすめします。
倒産しにくい脱毛サロンを作るためのポイント
もちろん安易に開業しても必ず成功するわけではありません。
上記の具体例もあくまで一例であり、開業するための最低限度くらいだと思ってください。
ではどうすれば自分の理想が叶うような、強い脱毛サロンを作れるのでしょうか。
キーワードは「信頼」です
ここで一度、脱毛サロンに通う側の気持ちを考えてみましょう。
倒産が増えてきた今の時代、どんな脱毛サロンに通いたくなるでしょうか?
キーワードとなるのは「信頼」です。
脱毛サロンの業界が倒産率が高い、というニュースは当然サロンに通う側の耳にも入ります。
そのため、仮に通っている脱毛サロンが閉店してしまったらどうしようという不安はお客様側に広がっています。
これまで、大手のサロンであれば「潰れる心配がなさそう」という信頼でお客様を集めることができていました。
(もちろんブランドや価格、サービスの質で選ばれている面もあります。)
しかし、大手であっても倒産や金銭トラブルが起きてしまうということが分かった以上、
超大手以外の中途半端な規模のサロンはこれから選ばれにくくなり、淘汰されていくでしょう。
そのような理由から、今後の成功パターンは大きく2つに分かれることが予想されます。
①業界最大手になる
②地域で信頼される町のサロンを作る
地域で信頼される町のサロンを目指そう
もちろん今から業界最大手になる可能性が全くないわけではないですし、
やるからには一番を目指すという姿勢は素晴らしいです。
しかし資本の面や経営スキルの面において、最初から業界最大手を目指すのは茨の道です。
そこでおすすめしたいのが、2つ目の「地域で信頼される」サロンを目指すというパターンです。
まずは、みんなに愛されている地元のパン屋さんのような、大手が攻め込んできてもびくともしないサロンを目指しましょう。
チェックポイントは5つ
サロンを作るために重要なことは無数にあります。
ここでは「信頼」に焦点を当て、チェックするポイントをまとめました。
✔️機械選び
まず大事なのは、どんな脱毛器を導入するかです。
脱毛サロンにおいて、信頼とは「きちんと結果が出ること=脱毛効果があること」です。
スペックに妥協しないのはもちろんのこと、実際に体験して効果を確かめてから導入しましょう。
また長期的に安定して経営するためにランニングコストを抑えたり、怪我のリスクが低いものを選ぶと良いでしょう。
詳しい解説はこちらの記事もチェックしてみてください。
✔️内装
店舗選びにおいて重要なのは、内装費をかけすぎないことです。
実際に店舗を作ってみると良く分かるのですが、内装はこだわりたくなってしまうポイントです。
しかし、経営を軌道に乗せるまでは何かとお金がかかります。
特に広告費は使えれば使えるほど色々な試行錯誤ができるため、もっとお金を残しておけば、、となってしまいがちです。
最初から完璧な内装を目指すのではなく、利益が出てから内装をアップグレードするという考え方を持ちましょう。
✔️集客戦略
機械と店舗が用意できたら、次は集客となります。
集客において信頼を失ってしまうのは、「誇大広告を打つ」「サクラ・ステマを使う」という行為です。
みんなやっているから、業界の常識だから、という理由で安易に使うのはやめましょう。
そもそもみんながやっていることをやっていては差別化できません。
✔️保険
保険はシンプルですが見落としがちなポイントです。
万が一何かがあったときはこのように対応します、と説明してもらえれば、お客様からも信頼されますよね。
施術内容に合わせた損害賠償保険に加入しておきましょう。
✔️相談者選び
初めての開業では分からないことや不安なことがたくさんありますよね。
日々湧いてくるこれらの疑問や不安を解決していくには、良き相談相手がいる方が良いでしょう。
またオーナーという職業は自分がトップになるため、仮に間違ったまま進んでいたとしても誰も教えてくれません。
実は信頼できるプロの相談相手を見つけられるかどうかは、あなたのサロンが成功するかどうかを左右します。
自分でサロンを経営しているだけでなく、アドバイスした人もうまくいっているような方を見つけて相談してみましょう。
-お知らせ-
周りに相談できるプロの相談相手がいない場合は、サロンオーナーズをお試しください。
サロンオーナーズでは、これから脱毛サロンを開業している方に向けて、30分間の無料相談を実施しています。
まとめ
今回は脱毛サロンの倒産率と今から挑戦するために必要な考え方について解説しました。
脱毛サロンを開業する上で何か参考になることがあれば幸いです。
本ブログに関する質問や、美容機器の導入に関するご相談はこちらで受け付けています。