サロンの内装費用を抑える方法は〇〇【相場や実例とともに解説】

サロンを作る
✔️よくある悩み
サロンの内装にはどのくらいの費用がかかるか知りたい
大きな費用がかかりそうだが抑える方法はないの、、
内装で失敗しないためのポイントを知りたい
本記事では、こういった疑問にお答えします。
✔️本記事の内容
  • サロンの内装費用の相場について解説
  • 費用を大きく抑えられるかも!?【DIYという選択肢】
  • 内装で失敗しないために抑えるべきポイント

本記事は、BellSfida編集部の松村が、
「サロンの内装費用を抑える方法は〇〇【相場や実例とともに解説】」についてまとめました。

1.サロンの内装費用の相場について解説

内装ってそもそも重要なの?

本題のお話をする前に、、
そもそも「エステサロンの内装はこだわる必要があるのか」について考えてみましょう。
結論から言うと、こだわる必要は大いにあります!

内装にこだわることのメリットとして、
・お店のブランドイメージを表現することができる
・お客さまが快適に過ごせる環境を提供できる
・お店で働くスタッフのモチベーションアップ
などがあります。

自然やリラックス、ラグジュアリーなど自分のお店のコンセプトとしてイメージしているものがあるかと思います。
実は、内装はそのイメージをお客さまに効果的に伝えられるものでもあります。
皆さん、自分が好きなお店、最近行ったお店でいいなと思ったお店を思い浮かべてみてください。
そのお店のサービスはもちろんですが、お店の雰囲気や空間を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか?
人間は視覚から受ける印象が強いので、お店の内装・雰囲気はそのお店のイメージとして記憶に残りやすいのです。
このように内装にこだわることで自分の表現したいものを効果的にお客さまに伝えることができます。

また、エステサロンの場合、お客さまがサービスを受ける時間はほぼ100%お店の中で過ごしていただくことになります。
内装のデザインや配置にこだわることは、お客さまがリラックスし、快適に過ごせる空間を提供することにも繋がります。
例えば、
・リラックスや安らぎを提供するために、柔らかな照明や落ち着いた配色にする
・プライバシーの確保、安心感を提供するために、パーテーションやロッカーを設置する
などが挙げられますね。
お客さまの満足度の向上、リピートにも繋がりやすいところでもあるので、しっかりこだわっていきたいですね!

最後に、サロンはオーナー含めスタッフさんが過ごす空間でもあります。
内装にこだわり、快適で機能的な空間とすることで、業務効率そして働くモチベーションのアップが期待できます。
居心地が良い、自分はこの場所が好きと言えるところで働きたいですよね!
・施術スペース、作業スペースなどは適切に確保できているか
・備品や機械、お客さまの空間との配置は問題ないか
なども考えながら、バランスを取りながら考えていきたいですね。

以上のように、サロンの内装は大いにこだわるべきものだと言えます。

内装費用の一般的な相場

では、いよいよサロンの内装費用の相場についてのお話です。

考える上でのポイントは下記の2つです。
①物件の種類
②坪数

「物件の種類」は、一般的に「スケルトン物件」「居抜き物件」「小規模テナント物件」「自宅物件」の4つが挙げられます。
スケルトン物件とは、建物を支える柱・梁・床だけの状態(壁紙やカーペット等の内装が施されていない状態)の物件のことです。
居抜き物件とは、営業用設備、壁紙やカーペット等の内装が付帯した状態の物件のことです。
小規模テナント物件とは、事業用マンションなど比較的小規模なテナント物件のことです。
自宅物件は、自宅サロンの場合の物件のことですね。
物件の種類によって、必要な工事の内容や規模が異なるので、内装費用も変わってきます。
一般的には、内装費用はスケルトン物件>居抜き物件>小規模テナント物件>自宅物件となります。

坪数とは、広さの単位で1坪は約2畳/約3.3㎡です。
一般的に、内装費用は坪単価(1坪あたりの内装費用)を目安に見積もりを算出します。
坪単価は、スケルトン物件の場合は20〜30万円、居抜き物件・自宅物件の場合は10〜20万円、自宅物件の場合は5〜10万円がおおよその相場です。

さて、内装費用を概算できるシミュレーターを作成しましたので、自分のサロンの場合で費用を算出してみましょう。

※実際の見積もりや費用と異なる場合もございます。

皆さん、自分のサロンの内装費用は計算できましたか?

もちろん実際は、物件の状態や特殊性の有無、工事のグレードなどによってかかる費用は変わってきます。
シミュレーションの結果は、あくまで一参考として考えておきましょう。
また、複数の業者さんに相見積もりを出して、費用を含めた内容を検討するのもおすすめです。

なぜこのくらいかかるのか?(工事内訳の解説)

次に、先ほど計算した工事費用について、なぜこれほどの金額がかかるのかを見てみましょう。

結論から言うと、一般的な物件・部屋がエステサロンとしての体をなすには様々な種類の内装工事を施す必要があるからです。

例えば、代表的な内装工事には次のようなものが挙げられます。
・仮設工事:工事作業をスムーズに行うために、一時的な設備を設置する工事です。中規模・大規模な物件の場合は必要なケースが多いです。
・解体工事:既存の施設・設備を取り壊し、撤去するための工事です。大規模な物件を中心に必要になる場合があります。
・軽量・ボード工事:内装工事の基礎となる工事で、軽量鉄骨を下地材にして、石膏ボードを貼る工事です。店舗らしい空間を作り上げるために行う場合があります。
・建具工事:工作物に木製または金属製の建具(例. ドア金具など)を取り付ける工事です。軽量・ボード工事の後に行います。
・電気・照明工事:コンセントや照明器具の配線工事、電気容量を増やすための幹線引き換え工事などです。簡単な照明器具の取り付けもこちらに分類される場合があります。
・クロス工事:壁紙や天井にクロス(織物、布地)を貼布する工事です。この工事はどの物件でもほぼ必須になりますね。
・給排水・衛生設備工事:大規模な場合はトイレやシャワーの新設工事、小規模な場合は既存のトイレにウォッシュレットを設置する工事などが挙げられます。

上記の他にも「空調工事」「排気工事」「塗装工事」など多種多様な種類の工事があります。
自分の物件では何が必要かは、物件の規模や作りたい内装のイメージにもよるので、業者さんとよく相談しましょう。

最後に、物件の種類ごとの必要な工事の目安を紹介します。
規模の大きな物件ほど必要な工事の種類は多い傾向にあるのが分かるかと思います。
これを考えると、物件の種類によって、工事の「坪単価」が変わるのも頷けますね!

【物件の種類ごとの必要な工事】

  スケルトン 居抜き 小規模テナント 自宅
仮設 ×
解体
軽量・ボード × ×
建具 × ×
電気・照明
クロス
給排水・衛生設備
空調 ×
排気 ×
塗装

(◯:ほぼ必須、△:物件によっては必要、×:ほぼ必要ない)

 

2.費用を大きく抑えられるかも!?【DIYという選択肢】

DIYとは?

さて、ここまでのお話で一般的に内装工事にはそれなりの費用がかかることが分かりましたね。
ただ、できることならなるべく費用は抑えたいものですよね、、
そんな費用を抑えたい方に検討をおすすめするのがズバリ「DIY」です!

「DIY(ディーアイワイ)」とは、” Do It Yourself ” (自分自身でやる)の略で、
専門のプロではない人が、自分で何かを作ったり、修繕したりすることを意味しています。
要は、日曜大工をカッコよく言い換えたようなイメージですね!

DIYって誰でもできる?

DIY、聞いたことはあるけれども実際にやったことはない方がほとんどだと思います。
自分でもできるだろうか、、と不安に思った方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です。
実は、DIYは誰にでもできちゃうものです!

DIYで〇〇円抑えられました

では、実際にDIYによって内装費用を節約できた例を紹介します。

今回紹介するのは、都内にある自宅サロンA店です。
A店は、DIY未経験のオーナーTさん、同じく未経験のスタッフSさんの2名で運営しているサロンです。
Tさんは、オープンに向けて内装工事の見積もりを依頼しました。

もろもろの工事を併せて、内装費用はおおよそ85万円でした。
詳しい内訳は次の通りです。

オーナーTさんは、この見積もりを受けて、DIYでまかなえる工事はないかを考えました。

そして、次の2つを自分たちで行うことにしました。
 1)トイレのウォッシュレット新設
 2)清掃

早速その結果から紹介すると、80,000円の節約をすることができました!
ではその詳細を見てみましょう。
まずは、DIYを行うのにかかった費用とそれにより抑えられた費用です。

(かかった費用)
ウォッシュレットの購入費     ¥15,000
清掃用具(軍手、ゴミ袋等)      ¥5,000
合計               ¥20,000

(抑えられた費用)
ウォッシュレットコンセント増設  ¥10,000
ウォッシュレット新設       ¥35,000
室内、水廻り           ¥45,000
バルコニー洗浄          ¥10,000
合計               ¥100,000

次に行った作業ですが、
・家電量販店でウォッシュレットの購入
・清掃用具等の購入
・ウォッシュレットの設置
・清掃
です。
特に難しい作業はなく、専門的な知識も不要ですね。
皆さんもこれならできると思った方も多いのではないでしょうか?

また、「これだけのことでDIYって言えるの?」と思った方もいるかもしれません。
ですが、これも立派な”Do It Yourself”です!

3.内装で失敗しないためのポイント

内装は全部DIYが正解!?

さて、ここまでのお話で、DIYを活用することで内装工事の費用の節約が期待できることが分かったかと思います。

では、次に「内装は全部DIYでやるのが正解なのか」を考えてみましょう。
結論から言います。
これは間違いなく不正解です。
全てDIYでやるのは、非常にリスクが高く、絶対におすすめできません。

DIYを考える場合は、どこまでDIYで行うかの線引きを適切に行うことがとても大事です。

工事かDIYかの見極めポイント

工事かDIYかの見極めのポイントは次の3つです。
 1)専門的な技術・知識が必要かどうか
 2)危険を伴う作業かどうか
 3)どのくらいの広さを施行するか

まず、一つ目の専門性についてですが、例えば電気工事が挙げられます。
電気工事は、ブレーカーの増設や電気配線の新設など、素人にはとてもできない工事がほとんど(資格が必要なものも多い)です。
このような作業はDIYでまかなうのは難しいので、プロに依頼するのが安心ですね。

次に、二つ目の危険を伴うかについてですが、例としては天井に対しての工事などが挙げられます。
天井のクロス張り替えや照明の設置など、高所での作業は危険が伴うので、作業に不慣れな素人にはあまりおすすめできません。
また、もしも上手く施行できなかった場合は、設置後にクロスが剥がれたり、照明が落下したりして、お客さまに怪我を負わせてしまうリスクもあります。
このように危険が伴う作業は、自分のためお客さまのためにもプロにお願いするのがおすすめです。

最後に、三つ目の広さについてですが、例えば壁のクロス張り替え、床材の設置などが挙げられます。
これらの作業は、材料は誰でも揃えることができるので、「できるかも!」と思う方もいらっしゃると思います。
ただ、広い面積に施行を考えている場合は、安易にDIYは考えない方が良いかもしれません。
なぜかと言うと、とてもシンプルで想像以上に大変だからです。
例えば、クロスの張り替えをするまでを考えてみると、その手順は
 ①既存のクロスの撤去
 ②施行面積の測定
 ③必要な材料の数量を計算
 ④材料の発注もしくは購入
 ⑤材料をサロンに搬入
 ⑥施行
となります。
意外に多くの手順が必要で、大きな労力と時間がかかりそうですね、、
できそうと思っていた方で、そのイメージが変わってしまった方もいらっしゃるかと思います。
なので、これらはプロにお任せするのが良いです。
ただ、どうしても自分たちでやってみたいという方は、まずはトイレなど比較的小さなスペースから挑戦するのがおすすめです!

DIYを検討する際は、ぜひ上記の視点で考えてみてくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
エステの内装について、イメージが湧いた、より理解が深まったと感じていただけたら嬉しいです。

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